2015年9月23日水曜日

山形の旅(松尾芭蕉のを感じる旅)

『蚤虱 馬の尿する 枕もと』

俳聖松尾芭蕉が、現在の山形県最上町の『邦人の家』に2泊した際に詠んだ俳句です。
邦人の家とは、県境の役人の家と言う意味です。
庄屋の家、と言った方が分かりやすいですかね?

そう、最上町は山形県と宮城県の県境にある山深いところです。
宮城県側に入れば、鳴子温泉です。

芭蕉は、この地で激しい雨風のため前に進むことが困難なり、この邦人の家に泊まりました。

芭蕉が旅したのは江戸時代です。
農耕を助ける大事な馬と人が、家屋の中で一緒に生活をしていた時代です。
芭蕉は寝ているときに、馬が尿をする音を聞き、「あ〜あ、こんなにも近くに馬がいる生活をしているんだな〜」
と感じて、この俳句を詠んだと言われています。

しかし、車も電車もない時代に、江戸から徒歩の旅は命懸けのものですね。
雨や風、雷、そして熊もいます。(^_^)
この辺の熊は、ツキノワグマです。
怖いですね〜
と言うか、熊より悪意を持った人間の方が恐ろしいかな?
山賊とか....。

芭蕉の旅の足跡を探ると、本当に山深いところを歩いています
まあ、徳川幕府の隠密だったと言われる芭蕉のことです、健脚は当然ですかね〜⁉️

そう、旅神の今回の旅は、シルバーウィークを利用して山形県まで足をのばしました。(^_^)
まあ、日頃旅してる旅神です。
ゴールデンウイークや正月など世の中の人が動く時は、旅をしないで本でも読みながらノンビリ過ごすのが通常です。

しかし、シルバーウィークは長い!
長すぎる......。
で、混雑をかいくぐり、山形県を旅することにしました。
旅先の目的地は、山形県の庄内地方です。

旅神、山形県中央部や南部地域には何度も旅しています。
ただ、庄内地方は行った事がありませんでした。
だって、庄内地方は遠いんですよ〜!

庄内地方は、酒田と鶴岡を旅します。
酒田の倉庫群、『山居倉庫』は見たいな〜!
あ、そうそう、鶴岡の人気水族館の『クラネタリウム』も見たい!
当然、庄内地方の三大温泉の湯野浜温泉、あつみ温泉、湯田川温泉に入湯します。

また、庄内地方は美食も多いんです。
海の幸、山の幸と食材に恵まれた土地です。
イタリアンレストラン、アルケッチャーノで一躍有名になった、庄内野菜は美味です。
アルケッチャーノとは庄内弁で、「あそこにいい食材があったんじゃない」みたいな意味だと聞いたことがあります。
多分です....。

「さて、庄内は遠いなあ〜」
「まずは、山形県北部地域をノンビリ旅して、松尾芭蕉を感じるかな⁉️」

「それから、庄内だ❗️」


    芭蕉も最上川の船下りをしました。
    芭蕉になった気分ですね〜!

   船頭さんが山形弁で見所を紹介して
   くれます。(^_^)

   空は秋晴れ、船上の気分は最高❗️

   最上川は三大急流と言われています。
   また、山形県だけで完結している
   珍しい川だそうです。

   お〜!
   船上売店が見えてきました。(^_^)

   白糸の滝です。
   よく、殺人事件ドラマの撮影に
   使われる場所だそうです。
   今日の船頭さん、ドラマに死体を
   川に投げる役で出たそうです。
   映ったのは2秒だそうです。(^_^)
   ギュラはボールペン1本とのこと。
   でも、萬田久子と握手できたのは
   良かった、そうです。

    急流の川が増水してヒノキの根元
    を何度も削った跡です。

   船頭さん、山形の民謡「船唄」を
   唄ってくれます。(^_^)
   いい声だ〜❗️

    船頭売店に到着です。
    店が川に浮かんでいます。

   大石田そば街道にある『きよ』です。
   売りは十割そばの、板そばです。
   『あらきそば』と迷いましたが、
   太すぎる田舎蕎麦は好きじゃないの
   で、この店にしました。
   ん〜、さすがに美味い‼️


   食べ終わり店を出ると、20人は
   待っています。
   さすが人気店ですね〜
   まあ、最後尾は2時間待ちです。

   「ふ〜ん、松尾芭蕉はこう歩いた
    んだ〜!」

    最上町にある『邦人の家』です。
    この建物に芭蕉が泊まり、俳句を
    詠みました。

    瀬見温泉、喜至楼です。
    旅館の建物としては、山形県最古の
    建物と言われています。
    な、な〜んと、シルバーウィークは
    日帰入浴は休業でした。
    まあ、しょうがない....。
    そんな気がしていました、はい。

   でも、向かい共同浴場があります。
   と言っても、古ぼけた湯舟が一つ
   ですが...。
   「あ、熱い〜⁉️」
   旅神の肌感覚で、45℃です。
   しかし、泉質はGOOD❗️
   でも、長湯は無理です。(^_^)
   早めにあがると、 
   「入ってられなかったかい?」
   「水を入れれば良かったのに!」
  と、地元のオジさんに話しかけられ
  ます。
  「45℃でしょう?」
  「でも、いい湯でした(^_^)」
   と言うこたえます。
  「そうだろう、自分は銀山温泉の近く
   に住んでるけど、瀬見温泉に来ちゃ
   うんだよ〜」
   旅神、同感で〜す。(^_^)
   銀山温泉の泉質は面白味ないので..。
   
   赤倉温泉、旅館の温泉に入りま〜す!
   人が多くて、しかも混浴で女性も
   胸をはだけて入湯していたので、
   これ以上の写真は無理でした。(^_^)
   盗写は趣味ではありません。
   あくまで、温泉の記録写真です。
   今回の旅、旅神の愛機のコンパクト
   デジカメは酷使のせいか、1年も経た
   ないのに修理中で一緒に旅が....。

   尾花沢牛、他地域にはほとんど流通
   していない牛ですね〜(^_^)
   タン塩とカルビです。
   柔らかくジューシーで美味❗️
   しかも、安い❗️

    ヒィレ肉で〜す❗️
    せっかくなので、奮発しました。
    サシが適度でジューシー、味もしつ
    こくなく美味しいです。(^_^)
    尾花沢の寒さで自然に入った適度な
    霜降り(雪降り)が最高です‼️
    芭蕉は食べてないよな〜⁉️
    


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