俳聖松尾芭蕉が、現在の山形県最上町の『邦人の家』に2泊した際に詠んだ俳句です。
邦人の家とは、県境の役人の家と言う意味です。
庄屋の家、と言った方が分かりやすいですかね?
そう、最上町は山形県と宮城県の県境にある山深いところです。
宮城県側に入れば、鳴子温泉です。
芭蕉は、この地で激しい雨風のため前に進むことが困難なり、この邦人の家に泊まりました。
芭蕉が旅したのは江戸時代です。
農耕を助ける大事な馬と人が、家屋の中で一緒に生活をしていた時代です。
芭蕉は寝ているときに、馬が尿をする音を聞き、「あ〜あ、こんなにも近くに馬がいる生活をしているんだな〜」
と感じて、この俳句を詠んだと言われています。
しかし、車も電車もない時代に、江戸から徒歩の旅は命懸けのものですね。
雨や風、雷、そして熊もいます。(^_^)
この辺の熊は、ツキノワグマです。
怖いですね〜
と言うか、熊より悪意を持った人間の方が恐ろしいかな?
山賊とか....。
芭蕉の旅の足跡を探ると、本当に山深いところを歩いています
まあ、徳川幕府の隠密だったと言われる芭蕉のことです、健脚は当然ですかね〜⁉️
そう、旅神の今回の旅は、シルバーウィークを利用して山形県まで足をのばしました。(^_^)
まあ、日頃旅してる旅神です。
ゴールデンウイークや正月など世の中の人が動く時は、旅をしないで本でも読みながらノンビリ過ごすのが通常です。
しかし、シルバーウィークは長い!
長すぎる......。
で、混雑をかいくぐり、山形県を旅することにしました。
旅先の目的地は、山形県の庄内地方です。
旅神、山形県中央部や南部地域には何度も旅しています。
ただ、庄内地方は行った事がありませんでした。
だって、庄内地方は遠いんですよ〜!
庄内地方は、酒田と鶴岡を旅します。
酒田の倉庫群、『山居倉庫』は見たいな〜!
あ、そうそう、鶴岡の人気水族館の『クラネタリウム』も見たい!
当然、庄内地方の三大温泉の湯野浜温泉、あつみ温泉、湯田川温泉に入湯します。
また、庄内地方は美食も多いんです。
海の幸、山の幸と食材に恵まれた土地です。
イタリアンレストラン、アルケッチャーノで一躍有名になった、庄内野菜は美味です。
アルケッチャーノとは庄内弁で、「あそこにいい食材があったんじゃない」みたいな意味だと聞いたことがあります。
多分です....。
「さて、庄内は遠いなあ〜」
「まずは、山形県北部地域をノンビリ旅して、松尾芭蕉を感じるかな⁉️」
「それから、庄内だ❗️」
芭蕉も最上川の船下りをしました。
芭蕉になった気分ですね〜!
船頭さんが山形弁で見所を紹介して
くれます。(^_^)
空は秋晴れ、船上の気分は最高❗️
最上川は三大急流と言われています。
また、山形県だけで完結している
珍しい川だそうです。
お〜!
船上売店が見えてきました。(^_^)
白糸の滝です。
よく、殺人事件ドラマの撮影に
使われる場所だそうです。
今日の船頭さん、ドラマに死体を
川に投げる役で出たそうです。
映ったのは2秒だそうです。(^_^)
ギュラはボールペン1本とのこと。
でも、萬田久子と握手できたのは
良かった、そうです。
急流の川が増水してヒノキの根元
を何度も削った跡です。
船頭さん、山形の民謡「船唄」を
唄ってくれます。(^_^)
いい声だ〜❗️
船頭売店に到着です。
店が川に浮かんでいます。
大石田そば街道にある『きよ』です。
売りは十割そばの、板そばです。
『あらきそば』と迷いましたが、
太すぎる田舎蕎麦は好きじゃないの
で、この店にしました。
ん〜、さすがに美味い‼️
食べ終わり店を出ると、20人は
待っています。
さすが人気店ですね〜
まあ、最後尾は2時間待ちです。
「ふ〜ん、松尾芭蕉はこう歩いた
んだ〜!」
最上町にある『邦人の家』です。
この建物に芭蕉が泊まり、俳句を
詠みました。
瀬見温泉、喜至楼です。
旅館の建物としては、山形県最古の
建物と言われています。
な、な〜んと、シルバーウィークは
日帰入浴は休業でした。
まあ、しょうがない....。
そんな気がしていました、はい。
でも、向かい共同浴場があります。
と言っても、古ぼけた湯舟が一つ
ですが...。
「あ、熱い〜⁉️」
旅神の肌感覚で、45℃です。
しかし、泉質はGOOD❗️
でも、長湯は無理です。(^_^)
早めにあがると、
「入ってられなかったかい?」
「水を入れれば良かったのに!」
と、地元のオジさんに話しかけられ
ます。
「45℃でしょう?」
「でも、いい湯でした(^_^)」
と言うこたえます。
「そうだろう、自分は銀山温泉の近く
に住んでるけど、瀬見温泉に来ちゃ
うんだよ〜」
旅神、同感で〜す。(^_^)
銀山温泉の泉質は面白味ないので..。
赤倉温泉、旅館の温泉に入りま〜す!
人が多くて、しかも混浴で女性も
胸をはだけて入湯していたので、
これ以上の写真は無理でした。(^_^)
盗写は趣味ではありません。
あくまで、温泉の記録写真です。
今回の旅、旅神の愛機のコンパクト
デジカメは酷使のせいか、1年も経た
ないのに修理中で一緒に旅が....。
尾花沢牛、他地域にはほとんど流通
していない牛ですね〜(^_^)
タン塩とカルビです。
柔らかくジューシーで美味❗️
しかも、安い❗️
ヒィレ肉で〜す❗️
せっかくなので、奮発しました。
サシが適度でジューシー、味もしつ
こくなく美味しいです。(^_^)
尾花沢の寒さで自然に入った適度な
霜降り(雪降り)が最高です‼️
芭蕉は食べてないよな〜⁉️
0 件のコメント:
コメントを投稿