四国は古代史的には大変重要な地域であり、イザナギとイザナミの国生み神話では、淡路島に次いで2番目に生まれています。
しかし、その後はひっそりと日本の歴史に登場するのみです。
まるで、隠された、葬られた、封印されたかのようですね。
まあ、そういうところから、「四国は死国」と言われてきました。
四国は大和朝廷の発祥の地であり、
それを隠すため封印された、と言った説があります。
弘法大師空海は、その葬られた死国を思い「いろは歌」を作ったとも言われています。
ついでに言うと、四国、いや、日本のパワースポットの一つである徳島の剣山山頂から見た風景は、パレスチナによく似ているそうです。
まあ、古代に思いを馳せながら、
今を旅するのもロマンですね。
で、今回は四国への旅です。
旅神、四国全県行ってはいますが、それほど詳しくはありません。
まあ、四国は温泉通からは「温泉不毛の地」と言われていますので、
温泉目当てでは、なかなか行く機会がありません。
四国の温泉は道後温泉が有名ですが、道後温泉館の名湯に塩素を入れるようになってからは1度もいってません。
温泉通のなかで四国の温泉といえば、No. 1は徳島県の祖谷温泉でしょう。
祖谷は日本三大秘境の一つですが、
行く価値あります。
(あとの2つは、白川郷と宮崎県の椎葉です。)
祖谷にある、ホテル祖谷温泉のケーブルカーで行く谷底の半露天風呂の湯は
四国一だと思います。
そこまで行くのは大変ですが。
何が良いかって、四国では希少価値のかけ流しの温泉という事です。
お湯はぬるめの単純硫黄泉だったかな?
ダイナミックな景色を見ながら、
浮世から離れゆっくり長湯を楽しめます。
まあ、それでも徳島県や高知県などは結構行きました。
徳島は阿波踊りがあるし、
高知などは、坂本龍馬を目的とした旅や仕事の出張で結構行きました。
確か、瀬戸大橋ができて一カ月もしないうちにも行きました。
でも、四国の北西部は道後温泉ぐらいしか行った事ありません。
大阪に住んでた時に、
たまには道後温泉に行ってみようか、
と予約していましたが、博多に転勤になりキャンセルしました。
その時は、「九州から船で四国にいくのも面白いかな⁉︎」
と思ったことを覚えています。
最近、「道後温泉」という言葉を聞き、その事を思い出していたら、
急な大分出張が入りました。
「これは道後温泉に行けということか⁉️」
と、行くことを決めました。
その事を、たまたま熊本の友に話したら、一緒に旅をすることになった次第です。
で、旅神としては、道後温泉だけでは
面白くありません。
そこで、旅では未踏の地である愛媛県の西部地域、宇和島なども探索したいと思っています。
「ん〜、大分から船で愛媛県の道後温泉、ちゃんと調べると結構距離があるな❗️ 昼に出て着くのは夜か⁉️」
なんか、ハードな旅になりそうな感じがします。
でも、今回の旅は連れがいるので、
気楽に行くとしよう。
旅のテーマは、
「温泉と美食、そして未踏の地へ、男2人の気ままな冬の旅」
てな感じかな⁉️
博多天神バスセンター、昼時で
人もまばらです。
11:30、まずは大分へ高速バスで
向かいます。
約、2時間のバス旅です。
九州のバスは、渋滞が少ないので
結構時間に正確です。
大分駅、改修もだいぶ進んで
きました。
大分駅前の商店街です。
なぜか、商店街のなかに湯布院
福地蔵、派手ですね。
大分の老舗デパート、トキハです。
大分駅から車で1時間、佐賀関に
到着しました。
この写真のルートで四国に上陸
します。
波、結構高いです。
揺れるかな?
いよいよ乗船です。
船名は、豊予号。
関サバ、関アジで有名な、
荒い海、豊後水道です。
冷たい風が肌を刺します。
でも、気持ち良いです。
船が進むにつれ、波が高く
なります。
さすが、古代は船での航海が
危険だった豊後水道です。
船内で立っていられません。