2014年12月11日木曜日

三余に春を想う

三余とは。
冬は歳の余り、夜は日の余り、雨は時の余り。
この余り三つを合わせ、三余と言う。

一見、退屈で人生に必要ない無駄な事のように思える三余。
特に、目の前の事に追われ、立ち止まって己れを見つめる余裕がない時ほど、三余は気が滅入り活力を失いがちになる。

いつの頃だろうか?
三余という言葉と意味を知ったのは。
三余は読書をするのに最高の時間、すなわち人生に深みを与えてくれる貴重な時間である。

それ以来、冬の雨の夜になると三余という言葉を思いだす。

そうすると、何故か心が落ちつく。
頑張らなくていいんだ。
肩ひじ張らず自然体でいいんだ。
と、三余が嫌ではなくなる。

更に、三余を楽しめるようになると、不思議と未来への希望が心の奥底から湧いてくる気がする。

そんな気持ちになると、私の頭の中の情景はいつも、春爛漫の桜で埋め尽くされます。
心安らかな幸せな瞬間です。
お湯に浸かっていれば、その幸せな気持ちは何倍にも膨れ上がります。

三余に次の季節、春を想う。
春になったら、どの桜に逢いにいこうか?

歳を忘れ、日をのんびりと、その時をゆっくりと過ごしたいものです。

   今日はのんびり、長浜市場の普通の
   刺身です。

   ハゼの天婦羅、東京では高級魚です。
   江戸川でのハゼ釣りが懐かしいな。

   私の大好きな醍醐桜。
   樹齢は1000年です。
   岡山県真庭市の山中です。
   醍醐天皇が隠岐に流される途中で
   立ち寄ったという伝説の桜です。
   この地域では、一軒の家以外は
   全て春木さんという苗字です。

   遅咲きの仁和寺の御室桜、京都の
   見納めの桜はいつも御室桜でした。
   
   大阪、造幣局の通り抜け。

   花の醍醐寺、豊臣秀吉の夢の跡。

   原谷苑、京都一の枝垂れ桜です。
   金閣寺の裏手の個人所有地です。

   小説にも登場する、平安神宮の
   枝垂れ桜。

   龍安寺石庭の枝垂れ桜。

   京都祇園歌舞練場と枝垂れ桜。
   早朝7時でした。

   伊豆の河津桜。関東一の早咲きです。
   2月上旬から咲き始めて、月末には
   満開になることが多いです。
   桜満開時期の予想は難しいですね。

   長野県の高遠城の可憐な桜。
   染井吉野より一回り小さな花びら。

   早朝の京都祇園、満開です。

   東寺の大枝垂れ桜、この日は花冷
   で寒かったな。

  盛岡の税務署、石割れ桜。
  天然記念物ですね〜。

   奈良、吉野の千本桜。

   円山公園の枝垂れ桜。
   カラスにやれられて厳しい状況です。

   夜の白川祇園の枝垂れは美しい。

   もう一度、醍醐桜。
   福島の三春の滝桜と違う意味で
   双璧と思う。
   醍醐桜は存在が神々しい。

   神をもう一つ。
   常照皇寺の九重桜。
   光厳法王が手植えした桜で、淡く
   儚い哀しげで、時を超えた貴さを
   感じます。
   これを見たことある貴方は
   桜通です。

   三余を楽しんだ事だし、今日は
   この辺で寝ようするか。
   桜写真、まだまだあるが整理する
   時間がなく、次の三余にでも ....。
   




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