熊本で太平燕を食べながら一人想う

高倉健さんが亡くなりました。

朝のテレビで、高倉さんが友人に宛てた手紙の内容を紹介していました。

「自分を深めるのは金や地位ではなく、日々どれだけ感動できるかです。そうであれば読書をしても旅をしても...」

と、そんなことを言ってました。

旅と酒を愛した俳人、種田山頭火は、

「なにを求めて風の中ゆく」という言葉のなかに、「人間は何を求めて生きるか」を問いかけています。

福岡県生まれの高倉健さんと九州各地を旅した山頭火、何故か二人の姿が私の頭の中でシンクロしました。

私が二人にとり縁の深い熊本の地に来たからでしょうか？

健さん、長い旅お疲れさまでした。

また、今日は短い熊本滞在でしたが、友人と楽しい会話をすることができまた。

その中の一人、彼がこれから仕事で山鹿の山間部へ行くとの事で「紅葉の写真撮ってきます！」と元気に話していたことが印象的でした。

つい最近、車を運転中に老人に当て逃げされたと新聞に載っていた彼の元気な姿をみて安心しました。

そう言えば、山鹿温泉周辺も最近ご無沙汰してるな？

時間に追われながら、熊本の名店「紅蘭亭」で太平燕を食べ徒然とそんなことを想った次第です。

さて、土産に馬刺しでも買って博多に戻り、頑張って仕事するかな⁉︎

   創業昭和9年の老舗、紅蘭亭。

   平日なのに混んでます。土日は

   長蛇の列だそうです。

   チャンポンの原形とも言われる

   太平燕。スープの滋味と手間の

   かかった具のバランスがいい。

   春雨がヘルシーです。

   馬刺しの宮本。熊本の馬刺し販売店

   としては有名店です。

   この店、美味しさは値段に比例して

   ます。ここで買って家で食べるか

   外の店で食べるか、美味しさと値段

   を考えるとどうかな？

   まあ、その人の価値観だと思います。

   馬刺しの話を書いていたら、今月

   解禁になった越前蟹を食べていない

   ことを思いだしました！

   日本海の蟹を食べるなら11月。12月

   になると正月に向けて値段が上がって

   いきます。これ蟹喰いの常識です。

   その場でグラム単位で切って

   くれます。全国から取り寄せも可。

   山鹿と言えば八千代座。

   坂東玉三郎がこの舞台に20年以上

   出演する理由は、自分の目で見れば

   分かります。(以前撮影)