2014年11月24日月曜日

蔵王温泉から肘折温泉へ

蔵王温泉のある山形県には、蔵王温泉以外にも素晴らしい温泉が沢山あります。
例えば、赤湯温泉、上山温泉、天童温泉、赤倉温泉、瀬見温泉、銀山温泉や肘折温泉。
庄内方面にもあります。

米沢八湯などは、温泉通にはたまらない温泉ですね。
温泉好きで、ありきたりの温泉に飽きた方は是非とも米沢八湯を巡って下さい。
忘れられない思い出になること間違いありません、私が太鼓判を押します。

それらの温泉の中でも、蔵王温泉は別格です。
豊富な湯量、殺菌作用が高い強酸性泉と強烈な硫黄の匂い。
昔から一度入浴すれば3日間は匂いが消えない、と言われる温泉です。

蔵王温泉に着いたら、何はともあれ共同湯の一つである『川原湯』に入湯です。
私は、このお湯が蔵王温泉の中で一番好きです。
清冽で透明、熱めの酸性泉は肌と心を引き締めてくれます。
小さな湯舟一つ、雰囲気がまた良い。
今日も川原湯前で90歳のお婆さんに、
「川原湯が一番じゃから明日もおいで」と言われました。

それだけに蔵王温泉の湯は強烈で、夕食後に横になっていたらそのまま寝てしまっていたようです。

「蔵王が噴火したのか⁉️」
気持ちよく寝ていた私が、微かな振動で目が覚めます。
夜10時過ぎ。
慌てて飛び起きテレビをつける。
「震源地は長野?」
流石に肝を冷やしました。
身体がダルい。
寝よう。

夜中3時半に尿意を感じて、再び起床。
トイレにいくと、
「尿が赤い?血尿か?」
目が覚めて眠れなくなる。
「強い温泉の好転作用かな?」
「飲み過ぎ?いや、今日は殆ど飲んでいないはずだが?」
トイレ我慢で軽い膀胱炎か?」
そう言えば下腹部がちょと痛い気がする。

いくら考えても明確な理由が分からず、とりあえず夜中の3時半に入湯することにする。

湯舟のなかで、
「このまま起きて、朝6時から大露天風呂に行こう。確か明日までで冬季閉鎖になるはずだ。その後は、仕上げの湯として身体に良い飲める温泉に行く事にしよう。」
と、違和感のある下腹部をさすりながら一人ぼんやり..........。

   東北屈指の歴史を誇る蔵王温泉。
   共同浴場は路地に沿って、下湯、
   川原湯、上湯と続きます。

   この川原湯が最高です。
   足下から湧出する新鮮なお湯に
   身も心も癒されます。 
   湿疹も殆ど気にならない程度に
   改善しました。

   共同浴場の一つ上湯です。

   蔵王温泉の大湯元の近江屋旅館の湯。
   岩から浸み出す湯は滑らかな
   湯である。大湯元ならでは。
   
   朝6時、誰もいない蔵王大露天風呂
   へ向かう階段。

   撮影禁止ですが、営業開始時間前
   に来た特権ということで、ご容赦
   ください。
   明後日からは冬季休業になります。
   雪に埋もれるからです。
   入湯できて良かった!
   
   昔、肘を折った老僧が傷を癒した
   という開湯伝説がある肘折温泉を
   高台から見た絵です。
   斎藤茂吉との縁が深い温泉地で、
   朝5時からの朝市が有名です。

   カルデラ温泉館。
   斎藤茂吉が詠んだ歌にあるように
   肘折温泉には鉄分を含んだナトリ
   ウム塩化物泉以外にも炭酸泉が
   あります。
   体調改善のために、これを飲みに
   来ました。
   お陰様で何とか体調は回復。


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