じゃあ、無理して旅をする必要はないでしょう!
その通りです。
が、疲れない人生がありますか?
疲れるからこそ、人生であり旅です。
己が生きてる証です。
旅で、ゆるやかな疲労感と達成感に包まれる。
だからかこそ、切ない人生を生きていけるのです。
今日は極上のおでんが、疲れた身体を癒してくれました。
酒量はなくとも、気持ちよく酔いがまわります。
ただただ、良い店で良い人と良い酒を飲んだな、と思える幸せ。
吾唯足知。
博多西中洲の安兵衛。
博多でおでんを食べる価値がある店は2軒だけですが、その一つです。
半世紀続く店、東京銀座の名店にも引けを取らないばかりか、超えているかなと思わせる雰囲気があります。
その理由は、そこにいる人。
人につきます。
心地よい疲れに、眠くなりました。
そろそろ寝るとしよう。
博多中州、水面にネオンの光が
反射。夜の始まりです。
この店構えを見て、良い店と分かる
あなたは一流です。
この店はこの人と、その人を支える
博多美人につきます。
大鍋の前の一等席に座れました。
関東炊き。
漆黒のつゆですが、飲むとあっさり
と優しい味です。
2人なら2人分に、3人なら3人分に
切り分けてくれます。
吉田類も酒場放浪記で来店しました。
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