2014年11月30日日曜日

鷹峯で紅葉を見る

鷹峯は洛北にあり、静かで良いところです。
交通の便は悪いのですが、源光庵と常照寺と光悦寺が近いので、合わせて観光するパターンが基本です。
また、近くには松野醤油があり、観光がてら寄る人が多いですね。

鷹峯には、忘れられない思い出があります。
近くに障害児童の学校があり、桜を見に行った帰りのバスのなかで、盲目で口が不自由な少年と出会いました。
彼がバスに乗るときに助けてあげて、隣の席に座りました。
それから彼は私の手をずっと握りしめていました。
なかなかバスを降りれない気持ちになりましたが、どうしても降りなければならない場所が近づいたので、
「次で降りなければいけないので」と
彼に言葉をかけました。
その際、彼は見えない目で私の顔の方をチラッと笑顔で見て、握りしめた手に更に力を入れて応えてくれました。

かれこれ15分ぐらいの時間でしたが、
私の心に深く入り込み消えることのない貴重な記憶となりました。
きっと、私の人生に対する啓示であったと今も思っています。

話がそれましたが、今日は源光庵の紅葉がターゲットです。
今年のJR東海のCMに出ているそうで、団体バスが次々と到着するのを見てビックリしました。
こんなことなかったのに?
メディアの功罪ですね。
こうなると、マナーを守らない輩が増えて撮影制限やらが始まるのがお決まりのパターンです。
残念です。

団体客を全国から撲滅したい!
ちょっと言い過ぎかな?

またまた話がそれましたが、
3ヶ所の紅葉をチェックしてから、西陣辺りまで徒歩で散策することにしました。

京都は盆地です。
京都駅から北へ向かっては、なだらかな上り坂になっています。
つまり、山側から京都中心部へは逆にくだり坂であり、結構軽やかに歩けます。

この道は何度も歩いた道です。
昔を思い出し、ちょっと立ち寄りながらの散策です。

と、今日の夕食が急に心配になりました。
今回、紅葉のトップシーズンであり有名店の予約は困難なため、居酒屋に行くつもりでした。

おばんざいの「ますだ」か神馬か赤垣屋、どれかの店に開店同時に行くつもりでした。
電話してみると案の定、
3店とも「今日は満席なんです、申し訳ありません。」との返答。
悪い予感的中です。
しまった。
旅神としては甘かった。
ここは天下の京都だった。
不景気を知らない街、京都だ。
九州感覚だった自分を反省です。

しょうがない、京都駅に戻り風呂でも入り適当に夕食をすますか。
まあ、ふだんの美食がすぎてるから、
逆にこの美食の街、京都で質素にいくのもありかな。

夜は、今回の旅のもう一つの目的もあることだし。

   源光庵、悟りの窓。
   悟りをひらきたいものです。

   京都駅にあったJR東海のポスター。
   特別に戸を開いて撮影している
   ようです。
   撮影の仕方で雰囲気が変わります。
   CM見て期待が膨らみ、なんどがっ
   かりしたことか。

   ポスターに写っている、源光庵
   正面の紅葉した木です。
   燃えるような赤ですね。

   光悦寺の紅葉と竹籠。
   光悦寺の紅葉はイマイチの状況でし
   たので、過去撮影した写真です。

   常照寺の門前の紅葉。
   吉野太夫が寄進した寺として有名
   です。
   春は桜が綺麗です。

   京都の名店、松野醤油。
   私はここの醤油を愛用していまし
   たが、九州に行ってから辛く感じ
   て使っていません。
   ごめんなさい。

   漬物屋、近為。
   通りすぎる訳にはいかず、二つ
   購入しました。

   京都タワー地下3階にある、
   タワー銭湯です。
   深夜バスで来る人やトレッキング
   帰りの人、観光客が利用します。
   駅前であり、お湯もまあまあです。
   京都は地下に琵琶湖の何倍もの
   大きさの水瓶があると言われる
   ほど、水はいいです。
   だから京都の味が、東京では
   なかなか出せないのです。
   水が違うから。



0 件のコメント:

コメントを投稿